英語を学ぶ目的は、異なる言語を話す人とのコミュニケーションです。
単に語学としての英語を学んだだけでは伝わらないこともたくさんあります。
実際、日本人同士、日本語で会話をしているときでも、コミュニケーションがうまくいかず、要は何を言いたいの?ということがあります。
言語には文化的な背景もあり、日本語で話をするときには日本語的思考、英語で話をする時には英語的思考をするようになります。
一度日本語で意味を考えてから英語に変換するという思考をしているうちはそうはなりませんが、英語で考えて英語で発するようになると、思考回路が変わってきます。
英語で話をする際には、物事を明確にしないと表現しづらいと感じることはないでしょうか。
また、イエス、ノーと、言いたいことをきちんと言おうとするとき、英語で考えた方が明確に言えることがあります。
これは英語という言語の表現がシンプルにできているためともいえるかもしれませんが、私個人の感覚だと、母国語よりも第二言語で考える方が客観性を持てるのではないかと思っています。
ということで、英語という言語で端的に言いたいことを言うためのトレーニングを見つけたので紹介します。
これは日本語や他の言語に置き換えてもできることなので、言いたいことを上手くまとめられないという人はぜひ取り組んでみてください。
まず、辞書なしである程度理解できる英字新聞や雑誌、あるいはネット上の記事などを用意します。
長さは1、2分程度で読めるくらいがちょうどよいと思います。
続いて、その英文を読み、3分で3つの文章に要約して、文章として書きます。
限られた時間の中で3つの文章にまとめる作業は、物事の要点を理解し、かつそれを的確に伝えるという練習になります。
できた文章は、できれば他の人に聞いてもらったり、添削してもらったりできるとベストですが、そうでなくても自分で読んでみてきちんと要点をまとめられているかどうかをチェックしてみてください。
これを毎日コツコツと繰り返していくと、すぐに要点をまとめて伝えるという能力を養うことができます。
英語で話をしているとき、
What’s your point?
と言われることがあります。
これは、「つまり何が言いたいの?」という意味で、そうした時には一言で簡潔に要点を伝えたいものです。
これは才能ではなくトレーニングをすれば誰でもできるようになりますので、ぜひ地道に取り組んでみてください!
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