学校で習う英語だと、
She is my friend.
She is a friend of mine.
はいずれも「彼女は私の友達です」と訳してしまうのですが、ネイティブの方に双方は明らかに違う表現なのだそうです。
まず前提として、英語という言語は常に修飾する言葉が後に出てきて、前の言葉を修飾していきます。
他方、日本語の場合は後に出てくる言葉を前の言葉が修飾します。
この違いを理解したうえで、先の文章を眺めてみます。
まず、
She is my friend.
というのは、「私の」がまずあって「友達」という単語が出てきます。
つまり、「私の」ということがまず伝えたいことだとわかります。
これに対して、
She is a friend of mine.
というと、「友達」がまずあって、続いて「私の」という単語が出てきます。誰かの友達だということがまず大切で、「私の」というのはその次ということです。
つまり、前者の表現の方が私の友達であることを強調しているわけで、近しい友達というニュアンスになるのだそうです。
英語の場合は、日本語に訳すよりも、英語をそのまま聞いて理解していく方が真意が伝わります。
受験英語ばかり勉強していると、ついついきれいに翻訳することに主眼を置いてしまいがちですが、前からそのまま理解していく習慣をつけることで英語の感性が身につくように思います。
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