sorry

私が中学生の頃、ホームステイ先へ行く前に少しだけ英語のレクチャーを受けました。

その時言われたことは、日本人はすぐに「すみません」と言うけれど、外国人はあまり I’m sorry. とは謝罪しないということでした。

謝罪したら本当に自分が悪いということになって責任を取らなくてはいけなくなるので、あまり軽々しく I’m sorry. と言ってはというものでした。

しかし、実際には sorry という言葉はよく聞きます。

 

何か重大な事故があったとき、I’m sorry. や I apologize to you. と言うと、確かに自分の過失を認めたことになりますが、たとえばちょっとした過ちについて「失礼しました」といったニュアンスで謝るときには、Sorry. あるいは Excuse me. と言うときに語末を下降調で短く言います。

自分たちが複数の場合は、Excuse us.というときもあります。

 

また、例えば「すみません、もう一度言っていただけますか」というときに、Pardon? または I beg your pardon? と聞く代わりに、Sorry? と語末を上げて聞くこともあります。

これは、「すみません、聞き取れませんでした。もう一度言っていただけますか?」といったニュアンスになります。

 

一方、とても失礼にあたることをしてしまった場合は、I am sorry. と言いますが、このとき am を強調して発音することで謝罪の気持ちを強く表現することができます。

さらに、 I am terribly sorry. といった風にさらに協調することもあります。

 

具体的に何について謝罪しているかを表現する場合は、

I’m sorry to be late.
遅れてすみません。

と謝ったり、あるいは会社として取引先に謝罪するときには、

We are terribly sorry about the delivery delay.
納期が遅れて申し訳ございません。

といった表現を使います。

 

何でも sorry と言えばいいわけではありませんが、適切な言葉を選んで気持ちを伝えることで、コミュニケーションがより円滑に進むようになるはずです。